組合長あいさつ
 いよいよ、平成21年度海苔海苔シーズンが始まりました。

昨年度は組合員の協力のもと、漁場の集団管理を行い、漁期を通して健全な海苔を生産することが出来ました。製品作りについても、購入いただいた商社から良い評価をいただいております。

 今年度はこの実績を生かし、組合、生産者が一体となって、いま一段の向上を図り、より良い海苔つくりを目指しております。

 今年度漁期は10月19日の採苗で始まりました。水温、比重、栄養塩等の漁場環境も十分な中で、冷凍網の入庫も完了しました。
秋芽海苔は順調に生育しており、いよいよ、本日(11月20日)より摘採が始まり、本格的な海苔生産期となりました。


 有明海は干満の差が大きな内湾であります。その干満差により潮流が速く、また 筑後川、矢部川から注がれる自然水により、柔らかくて、美味しい海苔が採れます。

 中でも大和の海苔は、集団管理による干出操作で、太陽の恵みを大きく受けた、旨味と歯切れの良い、ミネラルの詰まった海苔です

 私共は消費者の皆様に喜ばれる海苔が提供出来ますように、安全、安心を第一に、丹精込めた海苔の生産に励んで行く所存でございますので、どうぞ宜しくお願い致します。

漁場の集団管理

海苔は潮の満ち引きと太陽の恵みで育ちますが、海苔
作りには毎日の手入が不可欠です。一人一人、バラバラな養殖
は病害が発生した時、すばやい対応が出来なくて、一瞬にして
被害が広がり生産不能となります。集団管理とは健全で、美味
しい海苔を育てる為に、生産者同士が情報を交換し合い、管理        することで病害を回避し、健全でおいしい海苔つくりを目指す
ものです。